2015年12月25日金曜日

満月のクリスマス

メリークリスマス。美しい満月の夜、いかがお過ごしだろうか。

私は相変わらず、実家にて無職の日々を送っている。このごろ執心なのはドライブで、日に一度はひとしきり運転しないと気が済まない。特に用がなくとも一時間ほどはぶらついている。愛車の三菱ミニキャブは今日も絶好調。

さて、本日この聖なる一日、他に何をしていたかと言えば風呂場の掃除だ。私の両親はとにかく片付けや掃除といった方面にはズボラなので、風呂場はバスタブだけ洗えばいいと思っている。だから他の部分は多年にわたるカビの繁殖でまっくろ。一念発起し、一時間以上もかけて各所のカビを取り除き、十余年かけてへばりついた鏡の水垢を落としていた。

結果、風呂場は新築時を思わせるようなピカピカ具合。夜九時、いちばん風呂をいただいたのだが、心なしか昨夜よりからだが暖まる。カビどもがいなくなった分、リラックスして余計に暖まれたのかもしれない。

執筆についてだが、これは驚くほど進んでいない。ぶっちゃけた話、この一ヶ月で書き進めたのは原稿用紙にして六枚程度である。四百枚の長編を書こうと思ったら五年半かかる計算である。遅筆にも程がある。明日以降、脱衣所と台所を掃除したら、もっとまともなペースで書くことにしよう。

あ、そうそう。つい先日、とうとうスマホデビューを果たした。これまでなんだか面倒で、たいして気に入っていないガラケーをしぶとく使い続けていたのだが、実家に戻ったタイミングで思い切ってiPhone 6に変えてみた(6sよりだいぶ安かった)。するとまあ、これが便利。まあたいていのことはPCでもできていたが、スマホだとカーナビになるし、Siriはなかなか頭がいいし、電話番号だけでLINEのつながりが持てたりする。みんなが持っているだけのことはある。

というわけで、しばらくはドライブと掃除とスマホ、そんな日々が続きそうだ。

え、仕事は決まったのかって? まあ、そんなことより、ほんとに月がきれいだぜ。

2015年12月12日土曜日

落選&落選

もう部屋の整理も終わった。ある知り合いから軽自動車を無料で譲り受け、足もできた。あとはバイトを探すとか執筆するとか、活動あるのみ。と思いつつYouTubeを見たり近所をぶらぶらしたり犬猫と戯れている者です、こんばんは。

さて、今年は院を退学し、就職し、そして退職したという変転の多い年でして、執筆の方はほぼ進まず。実り、ほとんどゼロ。けれどもまあ、一応二つの新人賞には応募しておりまして、その結果が今月に入り、出ました。どうだったのか。

ダヴィンチ「本の物語」大賞、落選。
野性時代フロンティア文学賞、一次落選。

でございました。

ダヴィンチの方は、最終候補とその手前まで残った作品しか載ってなかったので、私の応募作がどこまで行ったのかわかりませんが、とにかく落選。応募総数205と、かなり少ない中で、上位8本程度に残れないという残念なことになりました。野性時代の方はもっとひどく、二年連続一次通過・二次落選でしたので、今年も一次は通るだろうと思っていたら、なんと三度目の挑戦でかすりもせず。かっこわるいことこの上ない。

というわけで、なんと2015年は一本も予選通過ならず、というありさま。

まああれです。フルタイムで働いてたら、やっぱ難しい。ツイッター界隈では社会人ワナビの方も多数いて、働きつつ執筆して、そんで最終に残ったりしてる人もいるわけなんですが、それってもう私からしたら奇跡。偉人。伝説。どうしてそんなことが可能なのかまったく分かりません。

ともあれ、今年もまだあと半月以上はある。一章でも二章でも、書き進めようと思います。目標は来年三月末〆切の小説すばる新人賞。これを、獲ります。

2015年12月8日火曜日

ビバ・パラサイト

実家生活も一週間が過ぎた。亡くなった祖母の部屋を整理し、自分用にカスタマイズするという作業もほぼ完了し、生活の基盤が整ってきた。

この一週間、車も原付もないし家の合鍵もないので、家族が仕事に行ったあとはひたすら猫と留守番という生活だったのだが、驚いたことに、一歩も家から出なくても生きていられるのである。ご飯は、家に夕飯の残りやインスタント食品などがあり、まったく困らない。生活用品はすべてそろっている。たまに欲しいものや本があっても、Amazonで注文すればおばちゃんが次の日に持ってきてくれる。何も不自由がない。

というわけで、もうこの一週間、ほぼ現金を触っていない。使う必要がない。一人暮らしのときは日に二度も三度もコンビニに通い、休日ともなればファストフードを食べたり何やかや買い物をしていたわけだが、現状、ほぼお金を使っていない。パラサイトシングル万歳である。

ただまあ、いつまでも隠居生活をしているわけにもいかない。そろそろ執筆は再開したいところ。今日は七行くらい書いたし、明日はもっと書こうと思う。年に最低三本は長編を完成させたいものだ。

2015年12月1日火曜日

実家暮らしスタート

実家に戻って二日目。まだダンボールに囲まれた状態で生活している。

ちょこちょこ帰省していたとはいえ、実家で本格的に暮らすというのは十年ぶりになる。どうなることやら。

まず、引越してすぐ気づいた、というか引越す前から気づいてたメリットというと、生活コストの低さである。家賃ゼロ、電気代ゼロ、ネット代ゼロ、駐輪代ゼロ、食費ゼロ。とんでもないゼロゼロ物件だ。まあ、親が払ってるわけだから、ある程度払えよという世間のお叱りも聞こえてきそうだが、そこさえ耳を塞いでいれば問題ない。

さらに、猫の存在がある。我が家にはチビという、茶色い猫がいるのだが、こいつをいつでも触れるというのがでかい。私は元来猫中毒である。一人暮らしのあいだはしょっちゅう「猫触りたい」という衝動に駆られ、毎夜のごとく煩悶していたのだった。が、今は毎日触れる。触ろうと思わなくてもよってくる。まさに天国のようである。

しかしデメリットも当然ある。ここはとんでもない田舎だ。過去、京都や滋賀の某所など、ある程度発展した場所に住んでいたので、ここは不便きわまりない。JRの最寄り駅までは車で30分、コンビニまでは徒歩で30分以上、原付でもなければ普通の生活は送れない。

あとは実家という場所の汚さである。これは個人的な事情でもあるが、実家というのはとにかく汚い。不要なものが数十年にわたり放置され、無駄に空間を圧迫している。やたら土地も家も広いためか、両親の頭には「ものを捨てる」という発想がない。そんなに高齢ではないから、モノ不足の時代に生まれ育ったわけでもないだろうに、壊れたものまでが部屋の隅に放置されている。これに耐えねばならないという問題はある。

ただ、総合的に考えて、やはり経済的な面での優位が勝る。なにしろ、一人暮らしと比べ、かかる費用がおそらく8万円ほど変わってくるのだ。これなら、月収十万でも余裕の暮らしができる。

というわけで、おおむね満足した状態で新生活はスタートを切った。仕事の件は、白紙である。