2016年1月31日日曜日

バイトに応募

無職生活も今日で丸三ヶ月を迎えた。すっかり実家にもなじみ、風呂掃除と洗濯物の取り込みという名誉ある家事分担も得て、安定した生活をしている。

しかしそろそろ聞こえて来るのは「バイトくらいしろよ」という声。実際にそう言われることはないのだが、内面化された世間様がそうおっしゃっている。しかも、退職時にあった貯金はすでに底をつき、必要となるであろうガソリン代程度の小銭しかない。こりゃあまずい。

というわけで、重すぎる腰を上げてバイトを探した。まずは家庭教師にいくつか登録。学生時代の経験から推して、私がもっとも無理なくできるバイトはこれである。時給も、だいたい1800円から5000円と割がいい。私の経歴だと初期設定がどうなるかまだ不明だが、そこらのバイトよりはいいにちがいない。

ただし、家庭教師は生徒とマッチングできるかどうかが分からない。近所で条件の合う案件があればいいのだが、なかなかうまくはいかないもの。ということで、ついさきほど、ウェブでコンビニにも応募した。それも、セブンやファミマといったメジャーどころではなくセーブオンである。関東周辺以外にお住まいの方は「なんじゃそら」という感想を持つだろうが、セーブオンは埼玉ではかなり権勢を誇っている。セブンに勝るとも劣らない。このセーブオンで、週に三回ほど働ければいいと思っている。

「いや、正社員をめざすか、少なくともフルタイムで働けば?」

そんな世間様の声もいま聞こえたが、それにはとりあえず耳を塞ぐことにしよう。

2016年1月22日金曜日

すべて雪のせい

バイトに応募すると書いてから一週間、まだ応募していない。

いや、やろうとは思っていたのだ。毎日ネットでフロムAとタウンワークとindeedを巡回し、その結果狙いをつけていた。完全に勤労意欲に燃えていた。それを鎮火させたのは雪だった。

一週間ほど前、雪が降り積もった。車で外へ出られなくなった。山間の町に住んでいるので、都会に比べ、やはり積雪量が多い。おまけに私の車はスタッドレスでなく、チェーンも持っていない。もはや自宅に軟禁状態である。

というわけでこの一週間はいちども車に乗らず、外出もほぼしていない。そうして、窓から外を眺め、雪が溶けるのを待っていた。日光が庭に射し込むのを見て、地面が姿を現すのを待っていた。しかし、いまだ雪はしぶとく残存している。

明日の夜から日曜にかけ、どうやらまた寒波が襲来するようだ。関西が中心らしいが、このあたりでもまだ雪が降るかもしれない。そしたらまた一週間ほど、自宅にこもることになりそうだ。

2016年1月16日土曜日

ドライブ

相変わらずの日々を送っている。

執筆については、五日ほど前に計画を立てた。二月十七日に完成させると決めた。そのために毎日3000字書くことにした。しかしこの五日間、一日平均1200字しか書けていない。毎日が日曜日なのにこのザマである。

では書くこと以外に何をやっているのか。変わらず執心なのはドライブだ。三菱ミニキャブに乗って、日に一度か二度、三十分から一時間ほどそこらを流している。当初こそめんどうだったシフトチェンジも、慣れてくれば楽しいものだ。見た目は食パンにタイヤがついたような不細工な車ではあるが、なんだかバイクに乗っているかのような操作感覚になってくる。

しかし、これといった用もないのにドライブ三昧というのは少々こころが痛む。ちょっとした罪悪感が湧く。地球温暖化が懸念される昨今、不要なガソリンを消費するのはよくないことだ。

というわけで、車で往復三十分から一時間のバイト先を探している。来週中にはきっと応募する。

2016年1月10日日曜日

長編小説の書き方

やっとこさ、小説にまた着手した。師走に実家に戻り、職探しをするでもなく怠けていたのだが、ようやくである。現在、第二章の中盤あたりまで進んだ。

さて今回は、ワナビブログらしく(?)、長編小説の書き方について解説してみようと思う。もちろん私はど素人であり、まったくそんなレクチャーをする立ち位置にはいないのだが、「小説を書いている」と言うとどうやって書くのか尋ねられる機会もチラホラあるので、ざっくり書いてみたい。

まず長編小説というのはおよそ10万字程度あればよい。私の場合はたいてい12万から13万字程度となる。これを400字詰め原稿用紙に換算すると350枚といったところ。これだけあれば立派に一冊の本として成立する。文庫本になればおそらく300ページ弱の分量であろう。

一気に10万字を書く必要はない。いくつかの章に分ければいいのだ。8章立てとすれば、一つの章は12500字である。さらにこれも、シーンに分割することができる。4つのシーンで一つの章を構成すれば、ワンシーンは3000字強でいい。

また、書くペースもさほど無理をする必要はない。よく、そんなにたくさん書けないという人がいるが、少しずつ書けば問題ない。1日に400字、原稿用紙1枚分だけだとしても、1年かければ365枚となり、ひとつの作品が完成する。1日に4000字、原稿用紙10枚分書けば、1ヶ月で完成だ。そしてなんと、1日に4万字、原稿用紙100枚を書けば3日とかからない。さらに、1日で10万字書くとすると、わずか1日で完成してしまう。

案外、長編小説を書くというのは簡単である。

2016年1月3日日曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。清水です。

久々に実家暮らしで迎えた新年、非常にゆったりとした時間を過ごしております。先日三十一歳となりましたが、還暦を過ぎた両親と、二十代後半となった妹とと四人、あ、それと十歳ほどになる猫も加え、四人と一匹で正月を迎えました。一つの乗用車に猫を除く四人で乗り込み、郊外のショッピングセンターやチェーンの外食店に赴く。それはもう、十代のころとなんら違わぬ休日であります。

仕事を辞めてからはもう二ヶ月、急かされることとてないが、そろそろ気になるのは懐の具合。いくら実家暮らしで家賃・光熱費・食費ゼロの高待遇とはいえ、やはりちょこちょこ新生活のための買い物をしたりなどしておりますと、わずかな貯金がますます目減りし、心もとなくなって参ります。極めつけは本日届いた三井住友トラストクラブからの封筒。ぺらり、一枚の紙を広げてみますと、それは明細書で、お支払い額は39,632円と印字されておりました。目下、私の貯金額は60,000円。もう、携帯代などを考慮すれば、余裕がすべて吹き飛ぶほどの額。いよいよ追いつめられてきた。

ああ、働きたくない。労働したくない。雇用されたくない。けれど独力で稼ぐ才覚もない。そんなわけで、やはりここでも十代のころと変わらず、求人情報に目を光らせることになる。

私が住んでいるのは北関東の片隅で、学生時代を過ごした京都とは随分事情が違う。京都であればアルバイト先は星の数ほどあった。大学や老舗の和菓子屋といった、しゃれたバイト先も選べた。が、ここ埼玉にあるのはチェーンのお店ばかり。もしくは倉庫や工場。洒落っ気も何もありません。

いやしかし、そんな中でも、できるだけいいところで働きたい。いいところ。それはすなわち、かわいい子がいる職場であります。年頃の、かわいい女の子がいるところ。前職塾講師に関しては、さまざまに不満を募らせておりましたが、なかんづく慊りないと感じたのはここなのであります。女の子が、いない。いえもちろん、小中学生はおりましたが、恋愛対象にはならなかった。中三あたりならならないこともないが、さすがに規則や条例等もあり、ならなかった。そんな不全感に苛まれつつ脳裏を霞めていたのは、塾講師の更に前、百円ショップでのアルバイト。

店名を記すならダイソーなのですが、そこでのアルバイトはよかった。かわいい女の子がいた。年齢は十も違うが、同僚としてなかよくやれていた。ああ、あれはよかったなあ。そんなふうに、しみじみ思っていた。

というわけで、私がこれからのアルバイトに求める条件、それは、年頃の女の子がいること。時給? 750円あればいい。交通費? なくてもいい。土日祝日? 喜んでシフトに入る。とにかく、女の子を! 女の子と働きたい!

三十一歳、実家暮らし無職の男子、新年の願いであります。