2016年4月29日金曜日

塾講師の仕事内容:一日の流れ

去年、八ヶ月という短い期間ながら、私は学習塾で働いていた。契約社員という雇用形態ではあったが、仕事内容は正社員とまったく同様だった。このところ塾での仕事のこともあまり思い出さなくなっていたのだが、忘れないうちに備忘録として塾講師の仕事について書いておきたい。

一日のおおまかな流れはこうだ。

出勤は1時から1時半。お昼を食べてから教室に出勤する。みなが集まると2時前に軽いミーティングを行う。ここではその日一日の仕事の流れを確認したり、生徒の入室・退室のこと、成績や状態について情報交換をする。

その後はしばらく、各々が抱えている仕事に取りかかる。学習塾には授業以外のさまざまな雑務があるのだが、それについてはあとで詳しく書く。少し例を挙げるなら、新しく入室した生徒に配布する教材を準備したり、地域の住宅にチラシをポスティングしに行ったり、テストの採点をしたりなどである。けっこう時間を取られる。

午後5時前、そろそろ小学生が集まって来る。授業がはじまる15分ほど前には講師が二人、塾の前に出て、生徒たちを出迎える。これは「通塾指導」、あるいは省略して「通塾」と呼ばれている。

1時間ほど小学生クラスの授業を行う。ここは説明の必要もないところだろう。

6時くらいに授業が終わり、生徒たちを見送る。中学生クラスの授業開始は7時過ぎなので1時間ちょっとの空白ができる。ここで軽い食事を取っておくことが多い。しかし、はやめに来た中学生からの質問を受けたりするので、それなりに慌ただしい。

7時過ぎから9時半くらいまで、中学生クラス二コマの授業。これが終わるとほとんどの生徒たちは帰っていくが、勉強熱心な子は10時まで粘って質問をしてから帰る。

最後に教室内の軽い掃除や整頓、消灯のチェックなどをして、塾を出るのがおおよそ10時から10時半といったところである。ときには11時や12時を過ぎる残業もあるが、頻度はさして多くはなかった。

と、だいたいこんな感じで日々過ぎていく。

塾講師というとどうしても授業のことばかりに目がいくし、それがメインの仕事であることは事実なのだが、他の業務もばかにできない。というか、使っている時間で考えれば、授業そのものよりその他のことの方が多いのだ。

具体的にどんな業務があるのか、詳しくは次の記事で書こう。

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