2016年9月25日日曜日

アフィリエイトってどうよ

前々回の記事に対し、こんなコメントをいただいた。「アドセンスアフィリエイトでもやってみたらどうですか?」と。ふむ、アフィリエイトか。私はコクリとひとつ頷くと、十年ほど前の記憶を振り返ってみた。

ようやく大学に入学し、憧れの一人暮らしを開始した私は、ふんぱつしてノートパソコンを買ったのだった。今は亡きiBookである。そこでさまざまにネットを回遊する中で、こう思ったのだ。ネットを使って稼いでみたい、と。

そこでしばしネットで稼ぐ方法について調べ、アフィリエイトなる言葉を知った。どうやらブログは簡単に作れるらしいし、それでアクセスを稼いでバナー広告なぞ貼ればお金がチャリンチャリン入ってくるらしい。うまくいけばリッチな学生生活が送れるかもしれぬ。そんな思いを抱いた私はさっそく無料ブログを開設し、日記を書き、サイトにいくつかの広告を貼り付けたのだった。

しかし、結局アクセスは伸びない。もちろんアフィリエイト報酬も入らない。たしか、しばらく経って1000円程度は行ったような気もするが、結局、手続きがめんどうでほったらかしとなり、それ以来、アフィリエイトとは無縁のブログ生活となったのだった。というか、他のブログ仲間や読者の方々と交流するのが楽しく、それで満足してしまったのである。

と、そんな過去がありながらも、いま再びアドバイスを受けてみて、アフィリエイトへの興味がぶり返してきた。そこでさっそくこんな本を購入して読んでみた。

鈴木利典『プラス月5万円で暮らしを楽にする 超かんたんアフィリエイト』

一読、非常に興味をかき立てられた。興奮させられた。端的に言って、アフィリエイトというものに対しかなり希望が膨らんできた。「これならやれるんじゃないか」と、心に光が差した。

ただし、「簡単そうだ」と思ったわけではない。この本の内容は、タイトルとはうらはらに、実践したいという人に対してそこそこの忍耐力・勉強量・真剣さを求めるものである。サクッと稼げる、などという生ぬるいものではない。だが、それだけに現実味があり、実用性がある。しっかりやれば、それだけのリターンがありそうだと思わせてくれる。

アフィリエイトとは、ブログやホームページを作成し、そこに広告を掲載して宣伝することで報酬を得るというものである。となると、そのブログやホームページの内容、量と質が最重要ということになる。では、きちんと稼げる内容とはどんなものなのか。

とりあえず、私が現在アクティブに更新しているのはこのブログだけなので、ここからヒントを探ってみよう。このブログの記事でアクセスが多いのは例えば以下のものである。数字は累計のPVを表している。



この記事は投稿した直後から急激にアクセスが伸びた。コメントも、見ず知らずの人からガンガンつけられた。要は詐欺メールの被害に合いそうになったという体験談であり、同じメールをもらった人に対するアドバイス的な内容だ。コメントを見ると、みな変なメールをもらったことで不安になり、解決の方法を求めてやってきたのだとわかる。この記事を書いたとき、私はメールのことはあくまでネタ、題材として用い、面白いものを書こうとしたのだが、受け取られ方はきわめて実用的である。



ワナビブログらしく、新人賞への投稿を考えている人のために書いてみた記事である。意外にも、「原稿用紙換算枚数」についてしっかり考察してある記事はネット上にほとんどなかったのだ。あったのは少数のブログと質問サイトくらい。で、これを書いたところ、現在「原稿用紙換算枚数」でGoogle検索をするとこの記事が2位に表示されるようになった。今でもちょこちょこ検索流入がある。


この記事も、投稿して以来、継続的に検索で来た人が見ている。新人賞についてまとめた優良サイトは他にいくつもある中でここにきてくれるというのは正直意外である。


これもまあまあアクセスがある。中身はもうタイトルの通りで、一次通過の報告だ。この新人賞に応募した人たちが、他の人の通過状況はどうかなどと気になって、検索で来てくれたのだろう。案外、新人賞の結果をブログなどに載せている人は少ないのだ。「野性時代フロンティア文学賞」で検索しても、この記事がGoogleの2ページ目トップ、つまり11位に出てくる。まあ、そもそも小説家志望の人間などネットユーザーという大河の中の一滴であろうから、そんなものか。


現在使用しているMacBook Airの購入を検討していたときの記事。他にもPCの購入に関しては腐るほど専門のサイトがあるだろうに、この記事に検索で辿り着く人がいたというのが驚きである。上の例とは逆に、パソコン購入を検討している人がいっぱいいるから、こんな弱小サイトに流れてくる人もいるのだろう。

とまあ、このあたりが当ブログにしてはアクセスの多い記事である。ちなみに、普通の記事はPVがだいたい30とか40しかない。

上の例を見てわかるのは、何か不安や疑問を抱えている人がいて、それを解消してあげられるタイプのものが伸びるということだ。あとは固有名詞が含まれるというのも、アクセスをあげる条件となっていそうである。

引き続き、アフィリエイトも勉強していくこととしたい。

2016年9月22日木曜日

稼ぐ方法

投資について調べるところから始まり、現在、稼ぐ方法について考えている。考えたり調べたりしてみると、一匹のフリーターであってもさまざまな稼ぐ手立てがありそうである。以下、候補を並べてみる。

(1)本を売る

先日、Amazonに出品者としてのアカウントを作成した。つまり、マーケットプレイスにて本やDVDを売れるようになったのである。いきなり40品ほど商品登録をしてみると、この3日で9品売れた。半分程度は需要がきわめて少ない哲学の研究書であることを考えれば、かなりの売れ方と言える。

今のところ、蔵書をさばいているだけなので、「稼ぐ」のとは違うが、しかし個人で本を売れるようになったのは大きい。安く仕入れてきて売るという、いわゆる「せどり」の道もあるが、それ以上に効果があるのは、実質的な書籍費を大幅に削れるということだ。

たとえば、先日私は『株で富を築く バフェットの法則〔最新版〕』を送料含め1,227円で購入した。その後、マーケットプレイスで売却し、1,032円となった。ここから実際の送料300円を差し引いても合計の出費は500円ほど。つまり、この本一冊を読むのにかかった費用は500円である。こうして、読んですぐ売却するようにすれば、新刊であってもかなり安い費用で抑えることができる。これからはためらわずに新しい本が買えるというわけで、これはかなりのメリットである。

(2)クラウドワークスを利用する

テレビでもときどき特集されているが、最近はクラウドワークというものがある。ネットを介し、企業が仕事を発注し、個人がそれを受注してこなし、報酬を得るというシステムだ。二日ほど前、クラウドワークス大手の「ランサーズ」というものに登録してみたが、そこにはネーミング、体験記事や日記の作成、文章のリライトといった案件がかなりあった。官能小説の執筆といった依頼まである。

一件の報酬はまちまちで、安いものは100円や200円、高いものは2万などとなっている。初心者は採算度外視で安い案件をこなし、徐々に信用を勝ち取ってよりよい案件をゲットしていくという流れになるのだろう。これを利用すれば、自宅にいながらにして月数万程度の報酬くらいは稼げそうである。


(3)流木を売る

中学生の頃、美術の授業でこんなことを言われた。「授業で使うから、木を拾ってきなさい」。そこで私は親に相談し、近くのダム湖まで連れていってもらって、そこで肘から先ほどの流木を一つ手に入れた。くねくねと曲がり、人工的な断面等のない、味のある一品だった。案の定、他のクラスメイトが持ってきた材木の切れ端のようなものとは段違いで、私の流木オブジェはかなりいいものに仕上がった。

なんとなくそんな記憶が残っていたのだが、ふと、これは商売になりうると思った。なにしろ、ダム湖で流木を拾ってくるのはタダである。で、ネットを調べてみると、流木は実際に売っている。ヤフオクにも出品されている。これはチャンス。ダム万歳。祖母の通った小学校が水底に沈んだ甲斐があったというものである。

ただ一点、この商いにネックがあるとすれば、流木の処理に半年前後という時間がかかるところ。まだ詳しく調べていないが、どうやら拾ったまんま販売というわけにはいかず、煮沸したり水につけたりなど、かなりの処理が必要となるらしいのだ。そこの方法論を調べ、あとは待つことさえできれば、これも希望が持てる。

(4)公募ガイドで懸賞に応募

いきなりベタで申し訳ないが、こういう方法もある。実はこれは十年近く前に少しだけ試したことがあり、その際、ある温泉街がやっているラブレター募集のもので、青年会賞みたいなものを頂いた。賞品はけっこういい湯のみであった。そのとき懸賞のために割いた時間はたしか数日でしかなかったので、それで湯のみ一個というのは大きい。

さらに、そのときは売るという発想がなかったのだが、今は、ヤフオク等で売ることを覚えた。なので、懸賞で現物をもらった場合でも、それをネットで売ることで現金に換えることができる。これは手軽にはじめられて、ある程度効果を期待できる。

(5)アイコス本体の転売

こんどは思いっきり具体的な案である。現在、電子タバコのアイコスが大人気である。アメトーークで特集されて以来、一気に需要が伸び、まだ生産がまるで追いついていない。私がアルバイトをしているコンビニにはほぼ連日のように「アイコス本体ありませんか」との問い合わせが来ている。だが、常に品切れである。

もともとアイコス本体の定価は1万円ほどだが、ヤフオクなどでは15,000円ほどの値段がついている。もし、一個を定価で仕入れられて、相場で売れれば、5,000円の儲けだ。10個転売すれば5万円にもなる。

そして、ここが重要だが、私はアイコス本体を扱うコンビニでアルバイトをしており、ほんのときたまアイコス本体が仕入れられるタイミングを知ることができる。そう、ほぼ常に品切れとはいえ、まれに入荷することがあるのだ。おまけにそれは、わがコンビニの店舗でおそらく共通した日である。だから、その日にわが系列のコンビニ店舗をめぐれば多数ゲットできる公算がでかい。こんど入荷することがあったら、万札をにぎりしめ、店舗を巡ろうと思っている。


(6)デイトレとFX

これは前回までに書いたので省略。どちらも勉強が必須だ。ただし、アマゾンで本を売ることを覚えたので、躊躇なくそのための本を購入できそうである。

(7)アフィリエイト

前回の記事に、アドセンスアフィリエイトで稼ぐのはどうかとのアドバイスを頂いた。これも検討してみる価値がありそうである。まさかこのブログにアドセンスを張ったところで稼げるはずもあるまいが、物販用のブログを作ったり? するんだろうか? よくわからないが、方法があるんだろう。


さて、いろいろな稼ぐ方法について書いてみた。いずれも可能性を感じている。ただし、いずれにも共通しているのは、どれも努力を必要とするということだ。「ネットで稼ぐ」とか「パソコン/スマホひとつでお小遣いゲット」みたいな文言を目にすると、何の労力も使わずに稼げるような気がしてしまうが、結局、そんなものはない。どれもそれなりに目先がきいたり、努力できたり、そういう能力を要する。

どれも試してみたいものばかりだが、しかし、目下、小説がクライマックスにさしかかっている。これをとにかく、仕上げてしまいたい。そのために二、三週間はかかるので、まずはそっちを片付けてからにしよう。

2016年9月15日木曜日

株式投資は技術、されど……

前回の続きである。

あれからさらに数冊本を読むなどしてみたが、もっとも決定的だったのは与沢翼の動画である。彼が金融や投資について、あるいは富裕層になるためのマインド、人生哲学など幅広く語っている一連の動画があり、それを見てだいぶわかってきた。グローバルトレーダーズスクールと検索すれば無料動画が1話から13話まであるので、興味がある人は視聴してみて欲しい。

結論から言えば、株式投資はノウハウと技術のようだ。もちろん運の要素があることも否めないが、やはり与沢翼は勝つべくして勝っているのだとわかる。しかも、FXでもそうである。私は、少なくともFXはギャンブルだと決めつけていたのだが、そうではないらしい。上記の動画シリーズの第5話を見れば、まさにFXで利益を上げている様がそのまんま、トレードの画面ごと見られる。

しかし、それでは株取引をやりたいかと再び自分に問うてみれば、答えは否である。

たしかに、与沢翼レベルまで行けば勝つべくして勝つことができる。だが、彼は二年ほどかけて驚異的な集中力と濃度で徹底的に勉強している。もともと彼はフリーター(ヤンキー?)だったところから十ヶ月ばかりの受験勉強で早稲田に合格したというような秀才であり、一般人とは学習能力がまったく違う。私も学習能力に自信がないわけではないが、彼にはとうてい敵わない。比較にならない。

もしあそこまで修練を積むとなると、数年間というものをトレードに捧げる必要がある。だが、そこまではできない。そこまでの熱意もない。何より、小説を書かなければいけない。そんながっつりした浮気はできない。

そんなわけで、与沢氏の動画を見たせいで、投資に関しては若干打ちひしがれている。あれは自分には無理である。


しかし、彼の動画には、投資云々は抜きにして、学ぶべきものが多くある。たとえばそれは、「千里の道も一歩から」という心構え。彼のキャラクターとは正反対のようだが、彼はそのマインドを非常に大切にしている。何か大事をなそうと思えば、地道に、泥臭く、種を蒔くことが大切だ。当たり前のことだが、忘れそうになることだ。何か目標を決めたなら、その他のものすべてを切って、仙人のように、修験者のようにならなければいけない。右顧左眄してはいけない。

目下、私には何の芽も出てはいないが、泥にまみれ、種を蒔く作業を続けようと思う。忍耐が大事。

2016年9月5日月曜日

株式投資は運なのか技術なのか

ここ二週間ほど、投資について勉強している。

もともと株については知識がほぼゼロだったが、超入門のような本から手をつけ、十冊ほど読み、だいたいの概要はわかった。基本的には安いときに買い、高くなったら売る。このトレードで差益を得る。あるいは配当金を受け取る。こうして儲けるわけだ。

少し本を読むと、個別の企業の株だけでなく、投資信託というものが存在しているとわかった。これは組織に属するプロの投資家の人たちが個人の代わりに資金を運用してくれるというものだ。たとえば日経平均株価やトピックスといったものに比例するような率でいろいろな株を買い、それを分割したものを、私たちは又買いすることができる。これをインデックスファンドやらETFと呼ぶ。これにより、ひとつの銘柄に投資した場合のリスクを避けることができる。

といった具合に、細かな知識はいろいろついた。けれども、まだ根本的に疑問が残っている。それはこういうことである。

結局、株式投資は運なのか? あるいは技術なのか?

この疑問が解消されない。

たとえばつい先ほど読み終えた『全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド』(朝日新書)によれば、上で述べたような、株式市場全体に連動するような投資信託を買うのが結局はいちばんいいという。つまり、個別株を目利きして売買しても、結局は儲けられないという前提である。下手にリスクをとるくらいなら、年利4%程度でもいいから無難にインデックスファンドやETFといったものを買いましょうよ、ということである。

この話には信憑性がある。だが、一方で退屈でもある。「こちとら株取引で億万長者という、わらしべ長者的な話に惹かれてんだよ」という飽き足りなさが湧いてくる。

そこで気持ちを持っていかれるのはやはりテレビやネットで時折話題となる若き株長者たちのサクセスストーリーだ。まだ二十歳そこそこで、しかも元手100万200万程度でトレードを開始し、数年で資産数億、数十億、はたまた数百億。そんな夢を実現したBNF氏、神王リュウ氏、さらには与沢翼氏にいかんともしがたい憧れを抱いてしまう。

冷静に考えれば、こう解釈するのが妥当である。つまり、彼らはただ運によって成功しただけである。同じようなことをした何千、何万という人の中から、たまたま成功した人が我々の前に姿を現しているにすぎない、と。

ただ一方、別の疑念も湧く。正直、BNF氏と神王氏はそうした偶然によって出てきた人のようにも見えるが、与沢氏は事情が違う。彼はもともと情報商材の世界で大成功し、メディアにもよく露出していた有名人だ。そんな人物がただ偶然で成功したとは考え難い。テレビではあまり伝えられないが、彼は度外れた努力家、勉強家であり、ただの運頼りに走るような人間ではない。

となると、やはり疑問は深まるばかりだ。

株式投資は、ただ偶然性によって支配されるギャンブルにすぎないのか。あるいは、よく勉強し、調べ、自分の頭で考えて、さまざまな技術を身につければ勝てる性質のものなのか。この単純な二者択一が、まだよくわからない。

しかし、最初からギャンブルと思ってしまったらおもしろくない。とりあえず、しばらくはそれをひとつの技術、大げさに言えば「道」(空手道とか柔道とかの道)と捉え、調べてみようと思う。

ちなみに、今日はネットの証券口座を三つ開設した。ほどなく書類が届き、いつでも投資できる状態になる。ひとつ問題があるとすれば、投資のための元手が2万ほどしかないということくらいである。